池田 めぐみ助教
Megumi Ikeda
研究分野
・組織行動論・人材開発論
若手育成の方法についてアンケート調査を用いた研究を行っています。
最近は,「若いうちの苦労は買ってでもすべきか?」「充実感を感じながら働くためにはどうすれば良いか?」などの問いを探求しています。研究のキーワードは,チャレンジ・ストレッサー,レジリエンス,ジョブ・クラフティングなど。
略歴
- 2016年3月 東京大学大学院学際情報学府文化・人間情報学コース修士課程修了,修士(学際情報学)
- 2019年3月 東京大学大学院学際情報学府文化・人間情報学コース博士課程単位取得退学
- 2019年4月 東京大学大学院情報学環 特任研究員
- 2020年4月 東京大学社会科学研究所附属社会調査・データアーカイブ研究センター 助教
- 2020年10月 東京大学大学院学際情報学府文化・人間情報学コース博士課程修了,博士(学際情報学)
- 2024年4月 筑波大学ビジネスサイエンス系 助教
学生へのメッセージ
組織行動論は,組織の中で生じる様々な人間の行動がなぜ起こるのか探求する学問です。皆様の豊富な実践知や職場での気づきは研究を進める上での大事な資源となるはずです。理論を発展させ,実践にも役に立つ研究を生み出していきましょう。
担当科目
- 修士課程:組織行動論,キャリア開発論
所属学会
- 経営行動科学学会
- 組織学会
- 日本教育工学会
著書・論文
論文
- Megumi Ikeda, Satoshi Tanaka, Kaede Kido (inpress) Relationship Between Job Crafting and Emotional Exhaustion: Focusing on the Difference Between Effects of Physical and Cognitive Crafting. Journal of Managerial Psychology
- 池田めぐみ, 土屋裕介, 今井良, 山内祐平 (2024) 上司の他者志向的完全主義が若手社員にもたらす影響. 経営行動科学 35(3): ページ未定
- Tanaka, S., Hatano, K., Ikeda, M., & Nakahara, J. (2024). Motivation to lead in Japan: validation of a Japanese version of the motivation to lead scale. Frontiers in Psychology, 14, 1328593.
- Hatano, K., Kawamoto, T., Hihara, S., Sugimura, K., Ikeda, M., Tanaka, S., & Nakahara, J. (2023). Relationship between personality traits and subjective well-being in emerging adulthood: moderating role of independent and interdependent self-construal. Journal of youth and adolescence, 1-16.
- Ikeda, M., Liu, T., & Sekiguchi., T. (2023). Envy toward Senpai (Seniors), Kohai (Juniors) and Doki (Peers) and Helping Behavior in Japanese Workplaces: The Moderating Role of Warm and Friendly Climate. The Academy of International Business Asia Pacific Regional Conference 2023, 2023.12.06.
- Ikeda, M., & Yokouchi, Y. (2023). Re-evaluating the challenge–hindrance framework: a longitudinal analysis of the between and within effects of challenge stressors. Joint Congress of the International Commission on Occupational Health – Work Organization and Psychosocial Factors (ICOH-WOPS) & Asia Pacific Academy for Psychosocial Factors at Work (APA-PFAW) , 2023.09.22.
- Ikeda, M. (2023). The inverse U-shaped relationship between challenge stressors and workplace learning outcomes: a study of young employees in Japan. Journal of Workplace Learning, 35(4), 359-370.
- 増田悠紀子, 伏木田稚子, 池田めぐみ, 山内祐平. (2023). デザイン産学連携プロジェクトにおける学生の経験とクリエイティブ・コンピテンシーの獲得実感に関する研究─ グループ, 教員, 連携先との関わりに着目して. デザイン学研究, 69(3): 31-40
- 池田めぐみ(2023)失業とメンタルヘルスに関わるSense of Coherence(SOC)と他者からのサポートの働き:男性を対象にして. 東京大学社会科学研究所 パネル調査プロジェクトディスカッションペーパーシリーズ. No.163
- Ikeda, M., Hatano, K., Tanaka, S., & Nakahara, J. (2023). Validation of the Japanese version of the revised version of the compound psychological capital scale (CPC-12R). Frontiers in Psychology, 13, 1053601.
- Hatano, K., Hihara, S., Ikeda, M., Nakahara, J., Tanaka, S., & Sugimura, K. (2023). Workplace identity profiles: associations with personality traits and work adaptation of young Japanese adults. Journal of Adult Development, 30(3), 256-266.
- 城戸楓, 池田めぐみ (2022) 教育工学研究における帰無仮説有意性検定と効果量. 日本教育工学会論文誌, 46(3):579-587
- 池田めぐみ, 城戸楓, 鈴木智之 (2022)日本語版Employee Agility and Resiliency Scale (EARS-J)の 信頼性・妥当性の検討. パーソナリティ研究, 31(1):69-71
- 池田めぐみ, 田中聡, 池尻良平, 城戸楓, 鈴木智之, 土屋裕介, 今井良, 山内祐平 (2022) チャレンジストレッサーとヒンドランスストレッサーが若年労働者の業務能力向上と情緒的消耗感に与える影響:レジリエンスの媒介効果に着目して. 経営行動科学, 33(3):143-156
- 池尻良平, 池田めぐみ, 田中聡, 鈴木智之, 城戸楓, 土屋裕介, 今井良, 山内祐平 (2022) 思考のモデリングが経験学習と職場における能力向上に与える影響:若年労働者を対象にした調査をもとに. 日本教育工学会論文誌, 46(1):15-24
- 池尻良平, 池田めぐみ, 田中聡, 鈴木智之, 城戸楓, 土屋裕介, 今井良, 山内祐平 (2021) 経験学習の測定時における因子構造の考察:若年労働者を対象にした調査をもとに. 日本教育工学会論文誌, 45(2):247-255
- 田中聡, 池田めぐみ, 池尻良平, 鈴木智之, 城戸楓, 土屋裕介, 今井良, 山内祐平 (2021) プロアクティブ行動がリフレクションを媒介して職場における能力向上に及ぼす影響:20代の若年労働者に着目して. 日本教育工学会論文誌, 45(2):147-157
- Megumi IKEDA, Ryohei IKEJIRI, Yusuke TSUCHIYA, Yuhei YAMAUCHI (2021) Relationships among ‘ibasho,’ career resilience, and job performance skills. The 32th International Congress of Psychology (ICP 2020), 2021.07.20
- 鈴木智之, 池尻良平, 池田めぐみ, 山内祐平 (2021) 若年労働者のパーソナリティ特性表現に関する共通性と独自性:職場における活躍と伸び悩みに着眼して. 質的心理学研究, 20(1):7-31
- 池田めぐみ, 池尻良平, 鈴木智之, 城戸楓, 土屋裕介, 今井良, 山内祐平 (2020) 若年労働者のジョブ・クラフティングと職場における能力向上. 日本教育工学会論文誌, 44(2):203-212
- 池田めぐみ, 伏木田稚子, 山内祐平 (2019) 大学生の準正課活動への取り組みがキャリアレジリエンスに与える影響:他者からの支援や学生の関与を手掛かりに. 日本教育工学会論文誌, 43(1):1-11
- 池田めぐみ, 伏木田稚子, 山内祐平 (2018) 大学生のクラブ・サークル活動への取り組みがキャリアレジリエンスに与える影響. 日本教育工学会論文誌, 42(1):1-14
著書(分担執筆)
- 池田めぐみ(2024)失業とメンタルヘルスに関わるSense of Coherence(SOC)と他者からのサポートの働き:男性を対象にして. 石田浩,石田賢示(編)格差社会のセカンドチャンスを探して:東大社研パネル調査にみる人生挽回の可能性. 白桃書房, 東京
- 池田めぐみ,高尾義明(2023)第9章 上司のジョブ・クラフティングと部下のジョブ・クラフティングの関連:若年層を対象にして. 高尾義明,森永雄太(編)ジョブ・クラフティング研究の最前線. 白桃書房, 東京
- 池田めぐみ(2022)第6章 活躍につながる仕事の工夫:ジョブ
- クラフティング. 山内祐平(編)活躍する若手社員をどう育てるか:研究データからみる職場学習の未来. 慶應義塾大学出版会, 東京
- 池田めぐみ(2022)第7章 どうすれば離職を防げるか:心理的居場所感. 山内祐平(編)活躍する若手社員をどう育てるか:研究データからみる職場学習の未来. 慶應義塾大学出版会, 東京
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